ローカル環境とは?意味や必要性・ソフトウェアを初心者向けに解説

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ローカル環境とは?意味や必要性・ソフトウェアを初心者向けに解説

この記事ではプログラミングで用いる『ローカル環境』の意味や代表的なソフトウェアを解説します。この記事の内容は次の方におすすめできます。



▼この記事がおすすめの人

  • プログラミングについて学習している
  • ローカル環境の意味や必要性について知りたい
  • ローカル環境で使われているソフトを確認したい
この記事を読めばローカル環境の意味や必要性が分かり、プログラミングやWebサイト制作の理解を深めることができますよ。初心者にはぜひご活用いただきたい内容です。

▼この記事を書いたひと

フリーランスみやしも(@miyashimo_blog)です。プログラミングやWebサイト制作に関するITの情報を幅広くお届けしていきます。

ローカル環境とは?意味や必要性を解説

ローカル環境とは?意味や特徴を解説

はじめにローカル環境の言葉の意味や必要性について解説していきます。

ローカル環境の意味は?

今回解説するローカル環境は個人のコンピューターで完結するプログラムの開発環境のことです。ローカル環境は主にプログラミングやWebサイト制作の目的で使用され、別の言葉では「開発環境」や「ローカル開発環境」とも表現されます。



ローカル環境は使用する「プログラミング言語」「Webサーバー」「データベース」などの複数のソフトウェアを、開発目的に合わせて組み合わせながら構築していきます。またローカル環境を構築する作業のことは「ローカル環境構築」と呼びます。

ローカル環境の利用イメージ

ローカル環境を使って開発した「Webサイト」「Webサービス」などのプログラムは、いずれもサーバーにアップロードすることでインターネットに公開できます。このうえで最終的なユーザーへの公開を目的に利用されるサーバーのことはローカル環境と対比して「本番環境」と言います。

ローカル環境は個人のコンピューターで完結するプログラムの開発環境のこと。例えば自分のPCでプログラミングをしようと思ったら、目的に合わせてソフトウェアを導入していく必要があります。

ローカル環境はなぜ必要?

ローカル環境はプログラミングにおいて次のような必要性があります。



▼ローカル環境の必要性

  • 自分が書いたコードを実行できるようにするため
  • テストを行い成果物の動作確認をするため
  • エラーを再現したり検証を行うため



ローカル環境は自分のPC上でプログラミングを行うために必要なものですが、それ以外にもテストや検証などの様々な役割をあわせ持ちます。

ローカル環境はプログラミングをする上では欠かせない存在です。プログラミングを学習中の方や、これから開発作業を行う方は、使用する言語に対応したローカル環境を導入していきましょう。

本番環境やテスト環境との違い

今回はローカル環境の解説ですが、このほか『本番環境』『テスト環境』など類似する言葉の意味もあわせて確認しておきましょう。

ローカル環境 個人のコンピューターで完結するプログラムの開発環境のこと。プログラムの開発を目的に作業者ごとのPCに構築します。類似する言葉には「開発環境」や「ローカル開発環境」がありますが、概ね同じ意味で用いられています。
テスト環境

プログラムの動作確認や検証をする目的のために用意する環境のこと。個人のPCとは別のサーバーに構築され、複数人で使用することもあります。本番環境と同等の条件で構築されたサーバーや機器に対して構築します。

本番環境 プログラミングによって開発されたサービスやシステムの公開を目的に用意する環境のこと。一般的にはウェブサイトやWebサービスが公開され、一般のユーザーがアクセスできるサーバーを指して言います。
ローカル環境・テスト環境・本番環境の違いはいずれもプログラミングやシステム開発で利用する点で同じです。しかし実際に利用する作業の目的や工程が異なりますので、いずれの違いを把握しておきましょう。

ローカル環境で使うソフトウェアを解説

ここからは具体的に、ローカル環境で使用されているソフトウェアの種類を順番に解説していきます。

1.プログラミング言語

プログラミング1

ローカル環境構築の目的がプログラミングである場合は、その前提としてプログラミング言語の本体が必要です。



プログラミング言語はその構文や書き方が分かっていればPCを使って自由に書くことができます。とはいえ言語の本体がPCに入っていなければ、自分で書いたコードを動かすことができません。なのでローカル環境の構築にあたっては開発言語のインストールが最初のステップです。



▼代表的なプログラミング言語

自分が書いたコードを実行するには、対応するプログラミング言語の本体をあらかじめPCにインストールする必要があります。開発で使用する言語・バージョンに従って導入を進めていきましょう。

2.データベース

データベース2

データベースはデータを1つの場所に集約して保存・更新・検索などを行える様にするソフトウェアの総称です。



データベースは例えばWebサービスなど情報の保存や編集、検索などの機能を持つプログラムやシステムの開発目的で利用されています。代表的なデータベースとしては以下が挙げられます。



▼代表的なデータベース

  • PostgreSQL(ポストグレス キューエル)
  • Oracle Database(オラクル データベース)
  • MySQL(マイ・エスキューエル)
  • Microsoft SQL Server(マイクロソフト・エスキューエル・サーバー)
  • MongoDB(モンゴDB)
データベースはプログラミングでは頻繁に使用するツールです。ローカル環境を構築する際にはプログラミング言語の本体と合わせて導入すると良いでしょう。

3.テキストエディタ

テキストエディタ

テキストエディタはテキストを入力して文字情報のみのファイルを作成したり編集するソフトウェアです。プログラミングでは言語を問わず、多くの場面でテキストエディタを使ってコードを作成します。



テキストエディタには沢山の種類がありますが、プログラミング目的で使用するものには以下が代表的です。



▼代表的なテキストエディタ

  • Visual Studio Code
  • Atom
  • Sublime Text
テキストエディタはコードを書くためには欠かせない、プログラミングの主役とも言うべきツールです。ローカル環境を構築する際には確実に導入を進めていきましょう。

4.Webサーバー

Webサーバー

WebサーバーはHTTPを通じてHTML・CSS・画像などの表示を提供するソフトウェアです。普段からインターネットを通じて利用しているウェブサイトやWebサービスはいずれもWebサーバーを通じて提供されています。



一般的にはサーバーとして利用するコンピューター内に導入されるソフトウェアですが、プログラミング目的ではローカル環境として作業者のPCに組み込んで利用します。プログラム開発やローカル環境として使うWebサーバーには以下が代表的です。



▼Webサーバー

WebサーバーはHTML・CSS・画像などの表示を提供するソフトウェアのこと。ウェブサイトやWebサービス開発目的においてはほぼ必須とも言えます。

5.仮想化ソフトウェア

仮想化ソフトウェア2

仮想化ソフトウェアはPC内に仮想的なコンピューター環境を作るために利用します。仮想化ソフトウェアで代表的なのが『VirtualBox(バーチャルボックス)』です。



VirtualBoxを利用すれば、例えばWindowsにLinuxを、MacOSにLinuxを入れるなど、自分が使っているPCに異なるOSを導入することができます。



仮想化ソフトウェアは目的を選ばず様々な使い方ができますが、プログラミングでは主に「本番環境と同じ条件で開発をする」「作業PCの状態をきれいに保つ」「他のOSを使って作業をする」などの目的で利用されています。

仮想化ソフトウェアは使い方次第で作業効率を大幅に上げたり、コストの削減に役立てることができます。今すぐ必要でなくても使い方やその存在を覚えておくと、いざという時に役立つツールです。

この記事のまとめ

この記事ではプログラミング用語の『ローカル環境』について詳しく解説していきました。



いずれもプログラミングの学習やローカル環境の構築作業でご活用いただきたい情報です。



このほか当ブログではローカル環境に関連する情報を多数掲載しています。あわせてご活用ください。



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今回は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!